鉄道で行くベルギー

インターシティの列車によるベルギー主要都市間のおおよその所要時間：

ベルギーで運行されている列車には様々なタイプがあります。ベルギーの鉄道ネットワークは NMBS/SNCB によって運営されています。 『ユーレイル鉄道時刻表 (Eurail timetable) 』で、ベルギーの列車時刻を調べることができます。

ベルギーの地域鉄道とインターシティ (InterCity) 

ベルギーの主な鉄道ネットワークは、以下の地域鉄道やインターシティによって構成されています。

• インターレギオ (InterRegio)：各地域とアントワープ、ブリュッセルなどの都市を結びます。また、マーストリヒト (Maastricht) / ローゼンダール (Rosendaal)（オランダ）やルクセンブルク市へ行くことも可能です。

• インターシティ (InterCity)：ブリュッセル、アントワープ、リエージュ (Liège) などの主要都市を結んでいます。また、ハーグ (Hague) やロッテルダム（オランダ）、ルクセンブルク市、リール フランドル (Lille Flandres) （フランス）へ行くことも可能です。

• シティレール（CityRail）：ブリュッセル周辺地域を運行しています。 

• ブリュッセル空港エクスプレス鉄道：アントワープ、ヘント、ブリュッセルなどの都市と、ブリュッセル空港間を運行しています。

基本データ

• 首都： ブリュッセル

• 人口：1,100 万人

• 言語：オランダ語（フラマン語）、フランス語、ドイツ語

• 通貨：ユーロ (EUR)

• 国番号： +32
   

ベルギーの鉄道駅

ベルギーの主なハブ鉄道駅は、ブリュッセル南駅 (Bruxelles Midi / Brussel Zuid)、ブリュッセル中央駅 (Brussel Centraal)、ブリュッセル北駅 (Brussel Noord)、アントワープ中央駅 (Antwerpen Centraal)、ヘント シント ピーテルス駅 (Gent SintPieters)、およびリエージュ ギユマン駅 (Luik Guillemins) です。これらの駅では、オーストリアの主要都市や国外の多くの目的地に向かう列車を利用できます。
 

駅の施設

ベルギーの鉄道駅には通常、次のような便利な設備が整っています。

• 荷物用ロッカー

• 外貨両替所

• レストランおよびカフェ

• 観光案内所

• 現金自動支払機 (ATM)

• エレベーターおよびエスカレーター

• バリアフリー設備
   

都市名の表記

ユーレイル鉄道時刻表および駅では、ベルギーの都市名と駅名は通常ベルギーで使用される言語で表記されています。

ベルギーの主要都市名の表記：

• アントワープ = Antwerpen

• ブルージュ = Brugge

• ブリュッセル = Brussel/Bruxelles

• ヘント = Gent

• オーステンデ = Oostende

イベント満載のおしゃれな街アントワープ

ベルギー第二の都市アントワープ (Antwerpen) は、忙しく賑やかな大都市であり、さまざまな見どころがあります。最高級のグルメから最新のファッションまで、また建築から歴史まで、アントワープは旅行者を飽きさせることがありません。ベルギーで（そして一部ではヨーロッパで）一番魅力的なストリートのひとつであるコーヘルス オジレイ (Cogels-Osylei) 通りには、19 世紀に建てられた壮麗な建築が軒を連ねています。

ベルギーでのアウトドア活動

温暖な気候と変化に富む景色に恵まれるベルギーは、アウトドア活動に最適です。緑したたる丘や水流豊かな川があるアルデンヌ地方は自然愛好家のパラダイスであり、サイクリング、カヤック、スキーなどさまざまな活動が楽しめます。ロシュフォール (Rochefort) では、自転車を借りて旧線路沿いを走り、ウイエ (Houyet) まで行ってみてはいかがでしょうか。ブリュッセル近郊にあるワーテルローの戦場は、1815年に起こった有名な戦いの舞台であり、当時のままの光景が残っています。6月には、衣装を身に付けた人々が戦いを再現します。

美とスイーツの街ブリュッセル

ブリュッセルの中心にあるグラン-プラス (Grand-Place) は 13 世紀に市場として栄え、今ではヨーロッパでも指折りの活気に満ちた広場として知られています。ここでは、年月を経た建築と近代的な店舗、市場とカフェが共存しています。有名なアトミウムや小便小僧 (Manneken Pis) があるこの広場では、歴史を感じることができます。一見の価値があるチョコレート博物館 (Musée du Cacao et du Chocolat) にはぜひ足を運んでみてください。ベルギーでは、毎年 150,000 トンを優に超えるスイーツが生産されています。

ヘントで地元の人々と交流

アントワープに比べると目立ちませんが、ヘント (Gent) は近代的なアントワープと古都ブルージュ間を移動する際にぜひ立ち寄ってほしい街です。ここでは、食事、ビール、娯楽が芸術の域にまで高められています。13 世紀から残る通りを散策してみると、グルメファンには理想的な環境であることに気づくでしょう。そして、その美味を分かち合うフレンドリーな人々に出会えるはずです。

にじみ出る芸術性

リエージュ (Luik) は芸術と歴史が花開く街です。この都市を訪れたなら、ぜひモザン美術館 (Musée d'Art Réligieux et d'Art Mosan) を訪問してみてください。ルネ・マグリットやポール・デルヴォーなど、ワロニア地方の著名な芸術家の作品を鑑賞するには、ワロン芸術博物館 (Musée de l'Art Wallon) がお勧めです。

カーニバル

四旬節（レント）の直前に開催されるこのカーニバルは、カラフルな衣装、豊かな伝統、食べ物、音楽、パレード、パフォーマンスで彩られています。中でも最も人気の高い有名なイベントがバンシュ (Binche) のカーニバルです。蝋の仮面をかぶった道化師「ジル」が沿道の観客にオレンジを投げる様子は必見です。