鉄道で行くフィンランド
自然愛好家は、フィンランドの鉄道の旅で自然の楽園を発見することになるでしょう。 森、湖、そして島々。手つかずの自然の景観の雄大な広がりは、息を呑むほど美しい町や、首都ヘルシンキなど活気のある都市との見事な対比を見せてくれます。 北極圏に位置する北のコラリ (Kolari) まで足をのばせば、美しいオーロラが見られるかもしれません。
フィンランドの列車のタイプ
鉄道ネットワーク
フィンランドの国有鉄道会社は VR (VR Ltd - VR Oy) です。
フィンランドの鉄道サービス
インターシティ (InterCity) の列車は、ほとんどの人気路線で運行しています。車両には、車椅子対応サービス、家族向けコンパートメント、子供向けの遊び場、デポジット制の自転車およびスキーロッカー、荷物用ロッカー、携帯電話使用エリア、ペット同伴の乗客用コンパートメント、喫煙所、アレルギー対応コンパートメントなどの設備があります。
長距離列車には、レストランまたはビュッフェ車両、公衆電話、アレルギー対応設備、身体の不自由な乗客のための設備などがあります。 夜行列車で寝台施設を利用したい場合は、手頃な料金で予約できます。
ユーレイルパスは TrainBus の乗り換えではご利用になれません。また、これらのバスは列車の代用ではありません。
スウェーデンまたはノルウェーへの旅
スウェーデンまたはノルウェーとフィンランドの間には直行列車は運行していませんが、ユーレイルパスでスウェーデンのボーデン / ルーレオー (Boden / Luleå) とフィンランドのケミ (Kemi) を結ぶバスに無料で乗車できます。
フィンランドへは、デンマーク、ドイツ、スウェーデンからフェリーで行くことも可能です。ユーレイル パスホルダーは、ほとんどのフェリーで 50% の割引を受けることができます。
予約
以下のフィンランドの国内列車は事前の予約が必要です。
- すべての夜行列車。 こちらより時刻表をご確認ください。
- インターシティ (IC) および高速鉄道ペンドリーノ (Pendolino) の列車では予約をおすすめします。
フィンランドの鉄道の座席を予約する方法
国内および国際路線の高速鉄道と夜行列車の座席を予約することができます。
現地の鉄道駅のチケット販売所または自動発券機を利用
電話予約(VR コールセンター)
電話番号:+35 89 2319 2902
営業時間:7:00 ~ 22:00(現地時間)
VR には英語対応が可能なスタッフがいます。ご予約分の料金は電話でお支払い(クレジットカード利用)が可能です。チケットはフィンランドの鉄道駅にある券売機でお受け取りください。予約コードは Eメールで送信されます。予約センターからお客様のご住所に予約情報をお送りすることはできません。 VR コールセンターは Skype でのお問い合わせも受け付けております。
国内路線の予約料について、さらに詳しくご覧ください。
その他の情報
空港 - 駅のアクセス
通勤列車 I・P 系列は、 ヘルシンキ空港 (Helsinki Lentoasema) から市街中心部まで頻繁に運行しています。これらの列車は VR により運行されているため、ユーレイルパスで利用することができます。
フィンランドのユーレイル案内所
ユーレイルに関する質問は、ヘルシンキ駅の国際チケットオフィスでお問い合わせください。営業時間は月~金、10:00 ~ 17:00 です。
フィンランドのレイルパスオプション
フィンランドパス
フィンランドを鉄道で周遊する長期休暇に最適。
スタンダード料金は €105~
グローバルパス
フィンランドと 30 カ国までのユーレイル対象国を自由に移動できます。
スタンダード料金は €185 ~
スカンジナビアパス
フィンランド、デンマーク、スウェーデン、ノルウェーを鉄道で周遊しましょう。
スタンダード料金は €166 ~
フィンランドでの特典

フェリー
フィンランドで有効なユーレイルパスをお持ちの方は、以下のフェリー路線を割引料金で利用できます:
ヘルシンキ (Helsinki) - トラフェミュンデ (Travemünde)(ドイツ)
トゥルク - ストックホルム(スウェーデン)
ヘルシンキ - ストックホルム(スウェーデン)
ヘルシンキ - タリン(エストニア)
フィンランドについて
基本データ
首都:ヘルシンキ
人口:540 万人
言語:フィンランド語とスウェーデン語
通貨:ユーロ (EUR)
国番号: +358
フィンランドの見所

海に面した首都
歴史を感じさせる重厚な雰囲気と現代的なテイストが混じり合い、意外な魅力を醸し出しているヘルシンキ (Helsingin) は、鉄道旅行にふさわしい街です。 ヨーロッパでも指折りの美しさを誇る、ネオクラシカルな元老院広場は見逃せません。 有名なヘルシンキ大聖堂 (Helsingin tuomiokirkko)、アテネウム美術館、そしてスオメンリンナ (Suomenlinna) 要塞やピハラヤサーリ (Pihlajasaari)、ウーニサーリ (Uunisaari)、セウラサーリ (Seurasaari) などの海辺の観光名所もお忘れなく。

文化の街、安らぎの島々
トゥルク (Turku) は2011年、欧州文化都市に指定されました。それには納得できる理由があります。13 世紀に端を発するこの街はフィンランド最古の都市であり、古代と現代の魅力が共存しています。アウラ川 (Aurajoki) の両岸に発達したトゥルクは、音楽、フェスティバル、文化イベントが数多く開催され、活気に満ちています。中世から残るトゥルク城や旧市街を見物してから、フェリーに乗ってトゥルク諸島の島々を探索してみましょう。

圧倒的な島々の魅力
6,500 もの島々で構成されるオーランド (Åland) 諸島の迫力を理解するには、実際に訪れるしかありません。水路、橋、船、そしてオーランドの島々は、旅人の心を奪う魅力に満ちています。たくさんの島々が連なるこの諸島は、カヤックやダイビング、または魚釣りやサイクリングなど、アウトドア活動に理想的な場所です。城、要塞、教会も多数あり、訪問者を飽きさせることがありません。もちろん、美味しい魚介類も豊富です。

王室専用の郵便配達ルート
13 世紀、キングスロードはノルウェーのベルゲンとロシアのサンクトぺテルブルクを結ぶ、王室専用の郵便配達ルートでした。この道沿いには歴史的な城、コテージ、教会、製鉄所などが点在しています。一方、あたりの風景や地元の人々の様子からは、現代のフィンランドを感じることができます。フィンランドのキングスロードはオーランドのマリエハムン (Maarianhamina) を起点に、オーランド諸島を抜けてトゥルクに向かい、そこからフィンランド南部を通過してロシアのヴィボルグ (Vyborg) にまで達しています。

フィンランド最小の大都市
かつて工業都市として栄えたタンペレ (Tampere) は 2 つの湖の間に位置しています。この湖の景色を見るには、プーニッキ (Pyynikki) 公園の展望タワーと、フィンランドきっての夏季アトラクションのひとつであるサルカンニエミ (Särkänniemi) 遊園地にあるナシンネウラ (Näsinneula) 展望台にのぼってみましょう。湖畔やタンメルコスキ川岸の散歩もお勧めです。この川では、18 世紀および 19 世紀に水力発電が行なわれていました。現在、旧工場群は美術館、ギャラリー、レストラン、劇場、ブティックに生まれ変わっています。

いにしえの町
歴史が息づく町ラウマの中心部には、フィンランド最古の港や、最も狭い通りなどがあります。また、長い歴史を刻む素晴らしい観光名所もいくつかあります。紀元前 1500 年にまで遡る 36 の石塚が残るサンマルラハデンマキ (Sammallahdenmäki) の青銅器時代の石塚は見逃せません。ラウマのフランシスコ教会と、町役場の中にある町立美術館も一見の価値ありです。また、季節を問わず、港の散策もお勧めです。
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