鉄道で行くリトアニア
歴史と伝統に彩られたリトアニアは、東ヨーロッパを旅行する際に見逃せない国です。壮麗な城から美しい湖、鬱蒼たる森まで、ぜひとも訪れたい魅力がいっぱいです。
リトアニアで使えるユーレイルパス
ユーレイル リトアニアパス
ユーレイル リトアニアパスを利用して、ヴィリニュス (Vilnius)、クライペダ (Klaipêda) や海沿いのニダ (Nida) の村々など、リトアニアの見逃せないハイライトを探訪することができます。
ユーレイル グローバルパス
ユーレイル グローバルパスは、最大33カ国を鉄道で旅行できるフレキシブルでお得なパスです。人気の街から街へと、鉄道で訪ね歩く旅。ある日はアムステルダムでのパブ巡り、次の日にはスイス、インターラーケンでホワイトウォーターラフティングを満喫と多彩にヨーロッパを楽しめます。
リトアニアの鉄道

国内列車
- リトアニアの列車は、主に公営企業「LG Keleiviams」が運行しています。
- ヴィリニュス鉄道駅は国内最大の駅で、鉄道交通のハブでもあります。
- ヴィリニュス空港からこのヴィリニュス中央駅までは、直行列車が1日に18本運行しており、所要時間は8分間、料金は€0.70です。
- リトアニアには、この他にもクライペダ (Klaipéda)、ラドヴィリシュキス (Radviliškis)、カウナス (Kaunas) などに大きな駅があります。
- ユーレイルパスは、バスやトラムでは利用できません。
リトアニアの主要都市間の移動時間:
ルート | 所要時間 |
---|---|
ヴィリニュス (Vilnius) - カウナス (Kaunas) | 1 時間 34 分 |
ヴィリニュス (Vilnius) - クライペダ (Klaipéda) | 4 時間 10 分 |
ヴィリニュス (Vilnius) - シャウレイ (Siauliai) | 2 時間 33 分 |
リトアニアの鉄道路線の詳細については、リトアニア鉄道のウェブサイトを参照してください。
予約
リトアニアを鉄道で旅行する場合、座席の予約は必須ではありません。 ただし、人気の高いヴィリニュス - クライペダ間については予約することを強くお勧めします。座席の事前予約は リトアニア鉄道のウェブサイトから可能です。2 等 (2nd class) の座席予約は 無料 です。以下の列車と路線では、1 等 (1st class) の座席予約に手数料 €5 が適用されます。
ルート | 予約料金に含まれるもの |
ヴィリニュス (Vilnius) - クライペダ (Klaipéda) | 飲み物とスナック |
ヴィリニュス (Vilnius) - クライペダ (Klaipéda) - ニダ (Nida) (Pajūrio ekspresas) |
飲み物とスナック、クライペダからニダへのバス送迎 |
ヴィリニュス (Vilnius) - クライペダ (Klaipéda) - パランガ (Palanga) (Pajūrio ekspresas) |
飲み物とスナック、クライペダからパランガへのバス送迎 |
座席予約の方法
1. 予約する列車を探します。
2. 乗車する列車を選択し、お持ちのユーレイルパスの種類に基づき 1 等 (1st class) 車または 2 等 (2nd class) 車を選択します。[座席クラスを選択 (Choose a class)] をクリックします。
3. 適宜個人情報を入力し、ユーレイル パスホルダー向けの特別割引コード「EURAIL」を入力します。
4. [データを確認します (I confirm data)] をクリックします。次のページでご注文の概要を確認できます。
5. Eメールアドレスを入力すると、すぐに予約内容を記載したEチケットが受信トレイに届きます。
リトアニア発の国際列車:
カウナス (Kaunas) - ビャウィストク (Bialystok) (ポーランド)
- 所要時間は平均4時間30分です。
- 土曜日、日曜日と月曜日のみの運行です。スペースに余裕がある限り、自転車と荷物の持ち込みが可能です。荷物持ち込み重量の上限は35キロですが、追加料金の支払いでこれを超える荷物の持ち込みが可能です。
ヴィリニュス (Vilnius) - ダウガフピルス (Daugavpils)
- ダウガフピルスからラトビアのリガ (Riga) 行き列車に乗り換えられます。
他の国際ルートとしてはベラルーシ (Belarus) 行きがありますが、この国はパスに含まれません。ベラルーシ行きの列車に乗りたい場合、パスを使用できないため、リトアニアの駅で満額のチケットを購入する必要があります。
見所

ヴィリニュスの旧市街
首都ヴィリニュスの社交の中心地、旧市街は。壮麗な建築から活気あるナイトライフまで、誰にでも楽しめるスポットです。川沿いのカフェやレストランが並び、リラックスするにも最適な場所です。
多数のユニークな建物の中でも、とりわけ目を引くのが聖アンナ教会。ねじれた赤レンガの塔が天空に向かって突き出る姿が印象的です。ヴィリニュス大聖堂に続く地下室を訪問して街の歴史について学ぶのもよいでしょう。
アクセス
ヴィリニュス全域を徒歩で回ることができます。旧市街は駅から歩いてすぐの位置にあります。

ウジュピス共和国
暗い歴史を持ち、かつては街で最も危険なエリアとされた地域に生まれたボヘミアンなウジュピス (Uzupis) 自治共和国は、ぜひとも訪れたい魅力的な場所です。手入れがされず、打ち捨てられていた界隈を芸術家たちが引き継ぎ、コミュニティと共同運営の概念に基づいて、独自の通貨と憲法をもつ共和国を建国しました。
現在では、通りはアートで彩られ、クリエイティブなフェスティバルやイベントが通年で開催されています。
ただし、入国時に迎えてくれる人魚像にはご注意を。彼女の目をじっと見つめると、二度とこの国を離れたくなくなると言われています。
アクセス
ウジュピス共和国の大半は旧市街内に位置し、ヴィルネ (Vilnia) 川に掛かる多数の橋のいずれかを渡って辿り着くことができます。

Nida (ニダ) の砂丘
98キロメートルに渡って続くリトアニア西部の「動く砂丘」は、まさに訪れるに値する自然の驚異です。クルシュー潟を縁取るこの砂丘はクルシュー砂州として知られ、バルト海の波から潟を守る役割を果たしています。 現在は国立公園として保護され、動植物が栄える地です。アライグマからヘラジカ、クラゲに至るまで、さまざまな動物の姿が目撃できる自然愛好家におすすめのスポットです。
アクセス
ニダからクライペダへはフェリーが1日に2便運行しています。所要時間は2時間です。バスも定期的に運行しており、所要時間は1時間40分です。

ゲディミナス塔
ヴィリニュスの街を見下ろすゲディミナス塔。現存する部分は、かつて街の第一防衛線として機能した上宮の一部です。
今日では、街の壮麗なパノラマビューが楽しめる場所となっています。城の歴史を紹介する小さな博物館が併設されています。
アクセス
城へは、道路を辿り徒歩で向かうほか、 街から直接ケーブルカーに乗り丘の頂上を目指せば、2分足らずで辿り着くことができます。

十字架の丘
起源が謎に包まれた十字架の丘は、1世紀以上に渡り多くの巡礼者を集めてきました。十字架の数は増え続け、現在ではその数は20万点を超えます。訪れる人もめいめいに十字架を残していきます。
シャウレイ (Siauliai) からすぐのこの地はかつて要塞があった場所です。しかし、ソ連による占領時代にこの丘に新たな意味合いが生まれました。現在では、国民の遺産、記憶と抵抗のシンボルとして、リトアニア人の心に深く刻まれている場所です。
アクセス
シャウレイからバスでドマンタイ (Domantai) へ向かいます。そこからは丘まで徒歩20分です。

トラカイ (Trakai) 城
16世紀の建立以降、美しいガルヴェ (Galve) 湖のほとりに位置するこの古城は、幾度かの建設、破壊と再建を経てきました。現在では一般に公開されており、多数の常時や臨時の展示を行っています。また、年間を通じてフェスティバルも開催されています。
アクセス
トラカイの街へはヴィリニュスから列車で行くことができます。所要時間はおよそ30分で、料金は2ユーロ以下です。
最新の電子雑誌でリトアニア旅行のインスピレーションを高める...
リトアニアのイベント

シーフェスティバル
7月末
1934年以降、リトアニア第3の都市で毎年開催されているクライペダ (Klaipėda) シーフェスティバル。会期中は、地元の食やビールを満喫したり、地元のミュージシャンの音楽を楽しんだり、お土産を購入したりできます。金曜日から日曜日まで、週末いっぱい続くフェスティバル。夏に近くを訪れる予定なら、ぜひ足を運んでみましょう!
詳細は Jūros šventė ウェブサイトを参照してください。

ヴィリニュスのクリスマスマーケット
2020年12月初旬 - 2021年1月初旬
ヴィリニュスの美しい大聖堂広場で祝う、一年で最も素晴らしい季節。輝く光、彩られたクリスマスツリーとおいしい香りに満ちた時間が過ごせるマーケットです。家族や友だちにユニークなプレゼントを購入したり、リトアニアの美味しいワインやペストリーを試して、クリスマスならではの雰囲気を楽しみましょう。忘れられない冬のお祝いになること間違いなしです!
通貨の変更
カートに入れたパスの通貨を変更することはできません。パスを削除してからウェブサイトのヘッダーの通貨を変更してください。