秋のヨーロッパ1週間
ポルトガルおよびスペイン
秋はヨーロッパ旅行に最適な季節です。夏のにぎわいも落ち着き、気温とともに旅の料金も下がり始め、より静かにヨーロッパの人気都市を旅することができます。そのため、ポルトガルやスペインなどの国を訪れるには最適の季節といえるでしょう。秋のヨーロッパに1週間滞在する場合におすすめのスタート地点です。
旅程のハイライト
1日目：ポルトガル、ポルト
ドウロ（Douro）川沿いを歩き、ドン・ルイス1世橋からの眺めを満喫。
地元産のポートワインもぜひ味わってみましょう。
トラムに乗って川沿いを進み、フェルゲイラス（Felgueiras）灯台まで歩きます。
ポルト空港に到着する予定ですか？その場合、街の中心部へ出るにはテッラビジョン（TerraVision）バスが便利です。飛行機でリスボンに到着するなら、リスボン オリテンテ（Lisboa Oriente）行きの地下鉄と、ヴィラ・ノヴァ・デ・ガイア（Vila Nova de Gaia）行きの列車を利用します。この高速鉄道を利用するには予約が必要ですが、所要時間は2.5時間ですみます。
2 - 3日目：ポルトガル、リスボン
アルファマ（Alfama）地区を歩いて古いリスボンの趣を楽しみましょう。
夕暮れ時にはリスボンの丘や屋上のバーでドリンクを味わって。
トラムでベレン（Belém）へ行き、ベレンの塔やジェロニモス（Jerónimos）修道院を訪れます。
時間があれば、シントラ（Sintra）やカスカイス（Cascais）への日帰り旅行もおすすめです。
ポルトとリスボン間はインターシティ（InterCity）の直行列車が運行しています。この列車を利用するには事前の予約が必要です。この2都市間の移動時間は約2.5時間です。
4日目：スペイン、マドリード
紅葉や湖に浮かぶボートを眺めながらレティーロ公園（Buen Retiro Park）を散策。
マドリードの中心的な広場、マヨール広場にも行ってみましょう。
ソフィア王妃芸術センター（Museo Reina Sofía）ではピカソの傑作「ゲルニカ」を鑑賞。
リスボンからマドリードへは直通の夜行列車が運行しています。乗り換えがなく、所要時間は10時間あまりです。9:34PM に出発し、翌朝8:40AM に到着します。予約が必要ですが、夜行列車を利用することで時間と費用を節約できます。
5日目：スペイン、セビリア
街の中心に位置するセビリア大聖堂を訪れましょう。
スペイン広場（Plaza de España）ではスター・ウォーズの雰囲気を楽しんで。
大規模な木造建築、メトロポール パラソル（Metropol Parasol）は圧巻です。
セビリアからは、マドリード行きの高速列車がほぼ毎時間運行しています。予約は必須ですが、高速鉄道を利用すれば移動時間が2.5時間ですみます。
6 - 7日目：スペイン、バルセロナ
午前中はまず、ガウディの未完の傑作「サグラダ・ファミリア（Sagrada Família）」を鑑賞。
その後は、グエル（Güell）公園の建築や風景を楽しみます。
ラ バルセロネータ（La Barceloneta）ビーチでは海辺の雰囲気を満喫。
旅行者が多く訪れるランブラス通り（La Rambla）を歩いた後はゴシック地区へ。
ちょっと変わったカフェやおしゃれなレストラン、にぎやかなバー、伝統的なタパスの店などでのんびり過ごしましょう。
セビリアからバルセロナへ行くには、8:50AM 発の列車を利用するのが一番便利です。この AVE 高速鉄道は予約が必要ですが、バルセロナに3PM 前に着くことができます。
秋のヨーロッパの旅は1週間で充分でしょうか？
ポルトガルとスペインの旅に興味があるけれど、夏の暑さや人ごみに躊躇している方には、この秋の1週間の旅程がお勧めです。ユーレイルパスを利用すれば、リスボンとマドリードをつなぐ夜行列車などスムーズな鉄道旅行ができます。
秋のヨーロッパ1週間の旅では、美しい秋の色に彩られた景色もさることながら、厳しい暑さと賑わいがおさまった時期に、過ごしやすい気温の中でヨーロッパの有名都市を余裕をもって観光する贅沢が味わえます。
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