フランスの旅程

愛の街として知られるパリは、愛すべき場所でもあります。かの有名な エッフェル塔の下を散歩したり、セーヌ川のほとりでワインを楽しむのもいいでしょう。昼はシャンゼリゼ通りでおしゃれにショッピングを楽しんで、夜は壮大なパリのオペラ座を訪れてみませんか。

またパリは、ルーブル美術館で素晴らしい芸術のコレクションを鑑賞しながら何日も過ごしたい、最先端のカルチャーを追いかける人にとって憩いの場でもあります。かつてピカソ、ダリ、ゴッホなど有名な芸術家たちが制作活動の拠点としていたモンマルトル地区を訪れるのもお忘れなく。ここでは、せむし男の隠れ家としてパリで一番有名なノートルダム寺院に次いで知名度の高い教会、サクレ クール寺院（Sacré-Coeur Basilica）が清純な白を湛えています。

レンヌからおよそ1時間、ノルマンディーの沖に浮かぶ小さな島、モンサンミッシェル。島の名前の由来となっている修道院が島の頂上にそびえており、かつては中世の巡礼における重要な場所でした。近年では、多くの観光客が訪れるフランス随一の名所となっています。

何世紀もの間、引き潮の時にしか島に渡ることはできませんでしたが、現在では橋によって本土と結ばれています。モンサンミッシェルには、レンヌから地域鉄道で行くことができます。

フランス無二のワインの首都である港町ボルドー。ローマ時代からワインを生産しているこの地域には、多くの魅力的なブドウ畑やお城があります。徒歩または自転車でのワインツアーに参加するなら、美しいボルドーがおすすめです。

街自体も、さまざまな時代を代表する建築で溢れています。サン・タンドレ大聖堂（Cathédrale Saint-André）に隣接する鐘楼の頂上に登れば、街の絶景を眺めることができます。ボルドー美術館（Musee des Beaux-Arts de Bordeaux）には、著名なヨーロッパの画家たちによる傑作の数々がコレクションとして所蔵されています。

日当たりのよい地中海へと向かう途中に、カルカッソンヌで途中下車すれば、一生忘れられない景色が待っています。町にそびえる中世の要塞を見れば、タイムマシンから出てきたのかのような錯覚に陥ることでしょう。

コンタル城（Chateau Comtal）やゴシック様式のサン＝ナゼール大聖堂（Basilica of Saint-Nazaire）を訪れて、歴史を散策してみましょう。厳かなナルボンヌ門の前に立てば、何世紀もの重みを感じることができます。

イタリアとの国境に近い地中海沿岸に位置するニース。フランスの主要観光地のひとつであるニースは、パリに次いで二番目に人気があります。プロムナード デ ザングレ（Promenade des Anglais）のやさしい潮風を浴びながら、ニースの美しい砂浜で肌を焼くのもいいでしょう。

ニースからたったの20分で行くことができるところにあるのが、小さな都市国家、モナコ。マリーナのヨットや路上のランボルギーニを見に、日帰り旅行に出かけましょう。運を試したいなら、有名なモンテカルロのカジノで一発勝負することもできます。

パリへ戻るなら、途中でリヨンに立ち寄るのがおすすめです。数世紀にわたり、リヨンはフランスの美食の都としてその名を知られてきました。典型的なリヨンのレストラン、ブション（bouchon）に行けば、本格的な郷土料理をボジョレーワインとともに味わうことができます。

賑やかな街の中心部には、見ておきたい観光スポットがたくさんあります。フルヴィエールのノートルダム大聖堂の中をのぞいたら、フルヴィエールの丘の上から街を一望してみましょう。静かなひとときを過ごしたいなら、フランス有数の美しい公園のひとつであるテット ドール公園（Parc de la Tete d'Or）へ足を運んでください。

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