古着や地元で作られた衣服やお土産を選ぶ

旅先でのショッピング体験を深めたいなら、ザグレブのドゥブラバ地区にある Humana Zagreb のショップなど、地元の製品や中古品を扱う企業を探してみましょう。

リサイクルショップで衣類やおみやげを購入することで、埋立ごみとなる可能性のあるものに第二の命を吹き込むことができます。また、地元で作られた商品を購入することで、訪問先の企業を直接支援しながら、旅先の思い出を持ち帰ることができます。

旅行中のショッピングを充実させるもうひとつの方法とは？Danko 氏は、ヨーロッパの多くの都市では毎週フリーマーケットが開催され、地元の住民も観光客も中古の衣類、書籍、レコード、その他の思い出の品を手に入れられると推奨します。

ファスナーが壊れたら修理店を探す

靴底のすり減りやリュックのファスナーの破損など、旅行中は衣服や付属品に負担がかかることがあります。次の旅行中に持ち物が破損した場合は、すぐ新品を購入するのではなく、修理店を探すことを検討してみましょう。

Danko 氏は「私たち家族は、できる限りなんでも修繕・修理しようとしています」と語ります。

旅行中に地元の靴屋、仕立屋や修理の専門家を探すことで、店舗側にとっても自分にとってもメリットが生まれます。旅行者が現地の地域経済をサポートしながら、環境フットプリントを削減するのに役立ちます。

今後は、洋服の修理がもっと簡単になるかもしれません。欧州連合（EU）は、繊維製品をより長持ちさせ、リサイクルや修理を容易にするための新しいデザイン要件の制定に取り組んでいます。

衣類を寄付する

旅行者、特にショッピングが好きで数週間旅行をしている人の中には、衣服や新しく購入したものを帰国前に荷物にまとめるのに苦労する人もいます。

旅先に衣類を置いていく場合は、衣類に第二の人生をプレゼントするために使用できる衣類センターや寄付箱がないかどうか、少し時間をかけて調べましょう。欧州委員会によれば、消費者使用後の繊維廃棄物のうち、リサイクルや再利用のために分別収集されているのは25％以下で、残りは埋め立て地に送られるか、焼却されることになります。

Humana Zagreb は、衣料品の寄付を集めるために設計された「t-box」と呼ばれるコンテナを配布しています。同団体では毎年150トンの衣類や繊維製品を収集しており、これはおよそ2,000トンの二酸化炭素排出量削減に相当します。

右側に Humana Zagreb の小売スペース。左側に Humana Zagreb が集めた寄贈された衣類の入った袋。（クレジット : Humana Zagreb）

友人や旅行者と必需品を共有する

おまけのヒント : 1週間以上の旅行の場合は、シャンプー、石鹸、その他の必需品を持ち歩く必要があるでしょう。

欧州連合（EU）の青少年向けポータルサイトでは、トラベルサイズのシャンプーボトルの代わりに、旅の仲間とシェアできる大きめのボトルを購入することを勧めています。

「友人とグループで旅行する場合は、シャンプー、ボディローション、シャワージェルなどの大きなボトルを1つ共有することを検討してみましょう」と同ポータルでは説明しています。「1人がそれぞれ1本ずつ持ち運ぶようにします。大きなボトルを使ったほうが、ミニボトルを複数使うよりもプラスチックの排出量が少なくなります。」