「ゲーム・オブ・スローンズ」撮影スポットを巡る旅

1. クロアチア、ドゥブロヴニク

「ゲーム・オブ・スローンズ」でおそらく最も有名な撮影地、ドゥブロヴニク。ドラマティックな城壁に囲まれた街を訪れた瞬間から、懐かしいような感覚と畏敬の念が感じられることでしょう。制作チームがこの地を主なロケ地に選んだ理由もすぐに分かるはずです。街角には歴史を物語る空気が流れ、街全体が映画セットのように感じられる場所です。

ドラマゆかりの場所: キングスランディング、不死の館（ミンチェタ (Minceta) タワー）、レッドキープ（ロブリイェナツ (Lovrijenac) 要塞）、クァース（ロクルム (Lokrum)）。

2. クロアチア、スプリット

スプリットの旧市街を散策すると、ドゥブロヴニクと同様に、壮大な映画のセットの中を歩いているかのように感じられます。多くのシーンがこのユネスコ (UNESCO) の世界遺産登録地で撮影されたため、個々のスポットよりも、街全体を包む幻想的な雰囲気に惹かれる場所です。ローマ皇帝ディオクレティアヌスはスプリット中に宮殿を建立しました。当時をしのび、美しい歴史ある建物に宿泊し、幻想的な体験を味わい、さらに無料でいくつものアトラクションを見学することができます。

ドラマゆかりの場所: メーレーンとデナーリスの玉座の間。

3. クロアチア、ストン (Ston)

ドゥブロヴニクからバスですぐの場所にそびえ立つのが名高いストンの壁。キングスランディングで重要な役割を果たしたドラマティックな構造物で、街の西側を囲む要塞を形作りました。撮影スポット目当ての観光客中心に人気の高まる地域ですが、ドラマに関心のない方でも楽しめる美しい街です。

ドラマゆかりの場所: キングスランディング。

4. スペイン、ジローナ

「ゲーム・オブ・スローンズ」撮影スポットはクロアチア以外にも見つかります。スペイン中世の街、ジローナでも、比較的最近の回の撮影が行われました。シーズン6のシーンには、有名な旧市街、大聖堂、アラブ浴場やユダヤ人地区で撮影されたものが含まれます。

ドラマゆかりの場所: ジローナ大聖堂とその階段、アラブ浴場、エル・カル (El Call) やデルス・フラッツ広場 (Plaça dels Jurats) など。

5. スペイン、バルデナス・レアレス (Bardenas Reales) 自然公園

熱心な「ゲーム・オブ・スローンズ」ファンにおすすめなのが、バルデナス・レアレスのドスラキ海への忘れられないトレッキングです。スペイン北東部に位置する美しい砂漠の風景には、それだけで足を運ぶ価値があります。 ドラマのロケに使用されたのは最近のことですが、すでに多くのドラマファンを集めるスポットとなっています。

ドラマゆかりの場所: ドスラキ海（バルデナス・レアレス自然公園）。

6. スペイン、セビリア

セビリアが映画のロケ地として有名になったのは「スター・ウォーズ」が最初ですが、最近の「ゲーム・オブ・スローンズ」でもこの象徴的なスペインの街が登場しています。特に、シーズン5の中ではユネスコ世界遺産登録の地、セビリアの美しいアルカサルの外装と内装が見られます。

ドラマゆかりの場所: ドーンの水の庭（セビリアのアルカサル）。

7. 北アイルランド、トリーモア森林公園

ホワイト・ウォーカーのことを想像すると怖くなってしまう方にはおすすめできない「ゲーム・オブ・スローンズ」撮影スポット、北アイルランドに位置する美しい600ヘクタールのトリーモア森林公園では、素晴らしい眺めに加え、さまざまなアウトドアアクティビティが楽しめます。ドラマの中でもいくつかのエピソードに登場した地です。

ドラマゆかりの場所: ネッド・スタークとその息子が小さなダイアウルフを見つけたのがこの場所です。主要ロケ地すべてを巡ることはできなくとも、不気味なほど作品の世界観に近い印象を与える森です。

8. 北アイルランド、キャッスル・ウォード

キャッスル・ウォードはそれ自体が美しい観光スポットですが、「ゲーム・オブ・スローンズ」ロケ地としても主要な役割を果たし、壮麗な建築物としてその名をさらに高めました。ドラマではウィンターフェルの宮廷として描かれたこの地を訪れれば、スリル溢れるファンタジーの世界に一瞬でトリップすること間違いなしです。

ドラマゆかりの場所: ウィンターフェル（キャッスル・ウォード中庭）。

「ゲーム・オブ・スローンズ」ロケ地巡りは必ずしも簡単ではありませんが、ドラマで使用されたスポットは数多く、広範に分布しているため、旅程にいくつかのロケ地を含めることは可能です。クロアチア、スペイン、北アイルランドを巡る ユーレイルの旅 で数箇所を訪れれば、さらに思い出深い旅となることでしょう。