オランダの旅程

オランダ黄金時代より、オランダの中枢都市として栄えてきたアムステルダム。ダム広場の王宮から、国立美術館 （Rijksmuseum）の壮大なコレクションまで、街の至るところにその栄華の名残を垣間見ることができます。歴史溢れる運河ベルト沿いを散歩し、アンネ・フランクの一家が第二次世界大戦中に隠れ家として使用したアンネ・フランクの家を訪ねてみましょう。

アムステルダムの名所は数多くあり、その内容も多種多様です。有名な飾り窓地区には、毎年何百万人もの観光客が訪れます。また、世界最大の花園のひとつで、アムステルダムから 1 時間ほどの場所にあるキューケンホフ公園（Keukenhof）も劣らず人気があります。そのほかにも、ゴッホ美術館や、1602年に設立され、世界最古の証券取引所とされるアムステルダム証券取引所などの名所があります。

オランダの行政の中心で国会議事堂がある街、デン ハーグ。13世紀に建てられたビネンホフ（Binnenhof）の周りを散歩しながら、自転車で通勤する政治家たちを見たり、国王の仕事場であるノールドアインデ宮殿（Noordeinde）を覗いてみるのもいいでしょう。マウリッツハイス（Mauritshuis）に足を運べば、レンブラントやフェルメールなどオランダ黄金時代の画家たちの作品を見ることができます。

デン ハーグのスヘフェニンゲン（Scheveningen）地区は、泳ぎとサーフィンの両方に適した人気のビーチリゾートです。国際司法裁判所のある平和宮（Vredespaleis）を見学したり、マドローダム（Madurodam）でオランダの可愛らしいミニチュア都市を訪れてみましょう。

ヨーロッパの海の玄関口とも呼ばれる、ヨーロッパ最大の港湾都市ロッテルダム。高層ビルとキューブハウスやマーケットホールなど建築のランドマークが立ち並ぶその街並みは、オランダの特徴的な光景となっています。ロッテルダムの近代的な外観は、旧市街中心部を壊滅させた第二次世界大戦での重爆撃によってもたらされた結果です。

その他にも、エラスムス橋や、新築された鉄道駅ロッテルダム中央駅（Rotterdam Centraal）などの著名な建築があります。戦前の街の雰囲気を感じたいなら、デルフスハーフェン（Delfshaven）区を散策してみましょう。近くにあるボイマンス ファン ビューニンゲン（Boijmans van Beuningen）美術館では、あらゆる時代のオランダの芸術に触れることができます。音楽が好きなら、7月に開催される世界最大規模の屋内ジャズ・フェスティバル、ノース･シー･ジャズのチケットを手に入れましょう。それが世界で一番大きいストリート フェスティバルの1つ、ノッティングヒル カーニバルです！

オランダでも最も美しい都市のひとつ、ユトレヒト。古代都市の中心部と、そこを流れる旧運河 (Oudegracht) にきっと魅了されることでしょう。水辺のテラスで飲み物を楽しんだり、高さ112メートル（368フィート）の大聖堂の塔に登れば、街の素晴らしい景色を眺めることができます。

活気に満ちた学生街では、音楽や芸術、フェスティバルがあちらこちらで見られます。チボリブレンデンブルク (TivoliVredenburg) では、あらゆるジャンルのコンサートが開催されています。宗教の中心地としてのユトレヒトの歴史を探訪したいなら、カタライネコンベント博物館（Museum Catharijneconvent）がお勧めです。建築に興味があるなら、かの有名なリートフェルト・シュレーダー邸（Rietveld-Schröder House）は一見の価値があるでしょう。

オランダ南部、マース (Maas) 川の交差する地点にある都市マーストリヒト。ローマ時代に造られたこの街には、文化的な名所が数多くあります。オランダ最古の教会、聖セルファース (St. Servaaskerk) 教会の宝物殿や、絵画や中世のアートを所蔵する近代的なボンネファンテン (Bonnefanten) 博物館は特に見逃せません。

しかし、マーストリヒトの最も素晴らしいところは、旧市街の城壁や、オランダ最古の城門である地獄の門（Helpoort）など、壮大な中世の遺跡ではないでしょうか。フライトホフ広場（Vrijthof）や、他にもたくさんある活気に満ちた広場で飲み物を楽しむのもいいでしょう。